緑区 変形地に建つ くの字型の家

土地の形を活かすこと

緑区の県道沿いにある細長く変わった形の変形地。

普通の建物だと難しい変形地ですが、土地の形を活かすことで独特で魅力的な建物になります。

ここのおうちでは、西側隣地との境界の形に合わせ、建物を途中で35度曲げたの字型の間取りで建てています。

外観写真を見ていただくと分かるとおり、独特な形で存在感があります。2階のオーバーハング部分をアクセントにしてバランスの良いデザインとなりました。

外壁はダークブルーのガルバニウム鋼板をベースに、2階のオーバーハング部分と玄関廻りはホワイトの塗壁仕上となっています。玄関ドアとバルコニー手すりはチェリーウッドで統一、サッシや雨樋はブラックで目立ちにくくしています。

玄関へ入ると木製格子の造作小窓がお出迎えします。

その横に造作の手洗いを設けました。玄関に手洗いがあると、お子さんの手洗い習慣ができるのでおすすめです。

造作小窓と造作手洗いはチーク塗装で合わせ、シックで落ち着いた雰囲気に仕上げています。

立地が県道沿いでプライバシーの確保が難しいため、1階に寝室などのプライベートスペース、2階にLDKや水廻りのパブリックスペースをまとめた間取りになっています。

階段はひな壇階段にブラックのスチール製手すりでスッキリと。吹抜けになっているので立体的に繋がり開放感抜群です。

1階の居室スペースはくの字の廊下で緩やかに区切られています。

廊下の天井には木製ルーバーがあり、2階からの明かりがほのかに差して家族の気配を感じることができます。

また、階段吹抜け部分と木製ルーバーで室内空気を循環させることにより、家庭用エアコン1台で家中の冷暖房をまかなうことができます。

エアコンは天井に高低差をつけて玄関から隠れる位置に設置します。

20帖のLDKに3帖の吹抜けと3帖のインナーバルコニー。

くの字の間取りなので、キッチンから斜めに全体を見通すことができます。

和室にはシナ合板の吊押入を造りました。

クリア塗装で取手もなしにしたので、シンプルで柔らかい雰囲気になっています。

吹抜けと和室の間には書斎スペース。

淡い青色の壁と照明が良く合っています。

階段の照明とスチール手すりはブラックで合わせています。

LDKから水廻りへの廊下には木製ルーバー。

1階廊下の天井にあった木製ルーバーがここで繋がっています。

洗面室には造作収納とアイカのスマートサニタリー。

隣の脱衣室では室内干しができ、幅1.6mの家事カウンターで洗濯物を畳むことができます。

1階の部屋は外から見えないように天井付けの窓にしています。

奥のウォークインクローゼットとは、扉なしでアーチ開口にしました。

House
Data
建設地名古屋市緑区
施工面積129.02㎡
延床面積113.19㎡
1階床面積57.18㎡
2階床面積56.01㎡
断熱仕様セルロースファイバー
サッシ仕様樹脂サッシ
(Low-E複層ガラス アルゴンガス)
太陽光none
UA値0.42W/㎡k
C値中間時:0.24c㎡/㎡ 
完成時:0.28c㎡/㎡
備考BELS☆☆☆☆☆
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