阿久比町 家族の繋がりを感じる家

間仕切りを減らし、広い空間を確保する

阿久比インター近くの分譲地に建てた今回のおうち

グレーの塗壁にチーク材の木製ドアが映えます。

風が強い立地のため、風除けで大和張りの木塀を横に造りました。

天然石を貼った門柱、コンクリートではなく割栗石を敷き詰めた駐車場と自然素材を使った外構になっています。

今回はⅡ型のキッチン、カップボード、吊戸棚、ダイニングテーブルを造作で造らせていただきました。全てホワイトオークの無垢材を使っています。

キッチンとカップボードの天板はモールテックスで、濃いめのグレー(BM58)にしました。モールテックスは標準色で64色もあります。

キッチンの床は水はねや油はねで汚れやすいので、手入れのしやすいフロアタイルを貼りました。

食洗器はBOSH社のW450を組み込みました。海外製の食洗器はフロントオープン型で大容量、高い洗浄力で選ばれる方が多いです。

キッチン横にダイニング、正面にはリビングと和室が広がります。

和室の扉は通常は開きっぱなしにしてLDKと廊下と一体で使います。来客があったときには3枚扉を閉めて仕切ることもできます。

写真を見比べてみると、扉の有無で印象がガラリと変わるのが分かると思います。

和室の床の間には地袋を造り、正面の壁には真鍮の箔シートを貼りました。本物の箔素材なので照明を当てると風合いの良さが際立ちます。

階段はリビング階段とすることで家族のコミュニケーションの機会を増やすことができます。

木製のスケルトン階段とスチール製の階段手すりは抜け感のあるデザイン。

リビング上の大きな吹抜けと2階の勾配天井で開放的な空間を演出します。

階段を上がると大きなフリースペースがあります。初めは2階に3部屋の予定でしたが、しばらくは2部屋で十分ということで、1部屋分をフリースペースにしました。今は梁を利用してハンモックチェアを付けたりと、セカンドリビングとして有効に活用されています。

寝室西側の壁一面には、長さ4.4mの可動棚を2段とハンガーパイプを設置しました。

ウォークインクローゼットにすると通路部分が多くなり、扉を付けるとコストが掛かるので採用せず。今回は天井埋込のカーテンレールを取り付け、カーテンで緩やかに仕切ることにしました。

2階のフリースペース横には小型冷蔵庫と洗濯機を置きます。その上に可動棚があると洗剤などの日用品を置くのに便利です。

1階の洗面室とトイレは海外のようなワンルームで開放的に。

タイル貼りの高さ1.1mの腰壁で仕切ることで、適度な落ち着いた空間としています。

House
Data
建設地愛知県知多郡阿久比町
施工面積119.37㎡
延床面積109.31㎡
1階床面積55.90㎡
2階床面積53.41㎡
断熱仕様W断熱(セルロースファイバー+EPS)
サッシ仕様樹脂サッシ
(Low-E複層ガラス アルゴンガス)
太陽光none
UA値0.38W/㎡k
C値中間時:0.14c㎡/㎡ 
完成時:0.15c㎡/㎡
備考BELS☆☆☆☆☆
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